読書の習慣をつけるには

読書の習慣をつけることは、受験のためというよりも、その後の人生のために、とても重要だと思います。

極端なことをいうと、受験のために、大量の読書は必要ないかもしれません。長男が本を読み始めたのは4年生と非常に遅いのですが、受験勉強で大量の活字を読むことで6年生の時にはそれなりの読解能力が身についていました。でも、今でも読書の習慣がないので、知識(や思考)が広がっていかないのです。

国語を勉強する目的は、読解問題を解いたり、作文の能力を身につけることだけではない。本を読んだり、文を書いたりしたい、という気持ちを育てることも大事です。

そのためには、読書の習慣!

長男がどうして読書の習慣がないのか、というと、実はそれは親のせいでもあります。読み聞かせをしていない。共働きで疲れていたので、ムニャムニャお話をする程度でした。

次男の時には、多いに反省し、読み聞かせをかなりやりました。読み聞かせを大量にしなくても自然と本の向かうお子さんもいるかもしれませんが、一般に男子はなかなか本に向かいません。次男も、幼稚園の時まで、一日何時間も読み聞かせをしましたが、自分ではあまり読みませんでした。

小学校に入って、マジック・ツリーハウスなど、シリーズものをいろいろ読むようになりましたが、初めての本には、なかなか手を出しません。そういう本は、最初の部分だけ、まだ親が読み聞かせをしているのです。

こどもが関心のある分野を察知して、興味を持ちそうな本を借りてきたり、買ってきて、さりげなく、でも目につく所に置いておいたりするのも、大事な仕事です。自分でも借りてきますが、まだまだ親の助けが必要です。

小学6年生までは、親が読み聞かせをした方がいいと聞いたことがあります。読書指導的なものは、中学、高校になってもやった方がいいですね。

読書習慣をつけるのは、ものすごく大変なのだけど、それだけの価値があるように思います。受験のための読書ではないけれど、読書をする子は、理科や社会の知識も自然に身につくので、受験自体も楽だろうと予想しています。