算数オリンピックへの参加

  • 中学受験、特に男子校で合否を分けるのは算数です。

長男は3年生まで何も勉強していなかったのですが、次男は小さい頃から数字を見ると興味を示す子だったので、少しずつ計算を教えることにしました。

教えると言っても、数字を書くのではなく、自然の会話の中で少しずつ教える感じ。よくやっていたのが、どこかに移動する自転車の上で、クイズを出す。やり方は一切教えずに、少しずつ難しい計算問題を出していきます。幼稚園の時によくやっていました。

小学生になると、スマイルゼミというiパッドを利用した通信教育を受講して、九九の暗記から割り算(4〜5年生相当)まで、ゲーム感覚でざっとやりました。次男はゲーム機を買ってもらったと錯覚して、一生懸命取り組んでいました。

算数が得意だと自信を持った次男は、どこからか算数オリンピックというものを聞いてきて、どうしても参加したいと言い張りました。小さいうちから、そんなものに出る必要はないと思いましたが、本人がやりたがったので、参加。それなりに成果を出しています。

けれども、事前に勉強したのは過去問を数年分やったくらい。計算ドリルも、パズル系の問題集も一切やっていないのです。それでもある程度できているのは、おそらく、遊びの中で算数脳を鍛えているからではないかと思います。例えば、トランプ、囲碁、将棋、五目並べ、オセロ、人生ゲーム、モノポリー、アルゴ等。難しい解説書を読むのも脳の訓練になるし、勝負事自体が論理力とか判断力を、楽しく鍛えてくれる面があると思います。

算数オリンピックの問題は、算数力だけでなく国語力もかなり問われます。思考力だけを試す良問だと思います。

問題を解いたら、正解か不正解かだけを伝える。解けるまで自分で考えます。途中で諦めて放棄しても構いません。考えること自体が勉強だからです。何ヶ月かしてあらためて取り組むと解けることもあります。

注意するのは次の3つだけ。

  • 問題文をよく読む。
  • 書き出す。図を書く。
  • 見直しをする。

ちなみに長男が図形に強いのは、ひたすらレゴブロックで遊んだお陰だと思います。